FXの塩漬けと損切りについて

FXで取引をする場合は相場の値動きを予想して取引をする事が大切です。例えば、1ドル100円で円安傾向にあるために円を売ってドルを購入していたとします。その後、読み通りに円安になって1ドル105円の時にドルを売却して円を買い戻せば利益となりますが、読みが外れて逆に円高になってしまう事もよくある話です。そのような場合、取引は通常決済を行うまでは完結しないので、損失が発生するぐらいであれば、そのままポジションを維持し続けて円高になるまで待った方が良いのではないかとも考えられます。

そして実際に決済しないでそのままポジションを維持し続ける事を塩漬けと言います。ただ、塩漬けにしていると必ずしも元に戻っていくとは限らずに、どんどん円高になって損失が拡大していってしまう事もあります。そうならないように、損失が発生してそれ以上拡大しないようにするために決済を行うのが損切りとなります。塩漬けにしているとどんどん損失が拡大していき、しまいにはロスカットが発生して大赤字となってしまう事もありますので、FXでは適切に損切りを行う事も大事となりますが、損切りは損切りでその後相場が反転した場合は切らない方が良かったという事になる事もあります。

こういった場合に先を予想するのはなかなか難しいのですが、FXは損失が発生した場合にどうするのかという事を考えるのも大事であり、そのための基本とも言えるのがここで説明した塩漬けや損切りとなります。